日 時:令和5年12月23日(土)10:00~13:00
講 師:城間 美直子 先生
(oeuf du pierrot 主催/ABCブレッドライセンス取得)
場 所:調理室
参加者:10名
今年も城間先生と池田先生をお招きし、クリスマスの伝統菓子パンである「パネトーネ作り」を教えていただきました。
「パン作りは初めて!」という方も多く、この講座を楽しみに待っていてくださったそうです。
パネトーネとは、イタリアのミラノが発祥の地で、クリスマスに食べられる伝統菓子パンでドライフルーツが練りこんであります。
本場のパネトーネは、パネトーネ種という自然酵母を使いますが、今回は一般的にパン作りで使われるイーストで作りました。
パン作りはまず、計量→混ぜる→こねる→一次発酵とすすめていきます。
材料を木べらでよく混ぜ、台の上に出してこねます。
はじめは生地がなかなかまとまりませんが、ひたすらこね続けていくとだんだんまとまってきます。
こねる作業が初めての方や慣れない方にとっては難しく、それぞれのグループで「もう少し!」と励まし合いながら、
緊張も少しずつほぐれていくようでした。肌ざわりが変化していくのも楽しむことができました。
こねあがった生地をボウルに入れラップをし、40℃で30分一次発酵します。
その後、フィンガーテストをします。
フィンガーテストとは、発酵が終わっているか確認するための方法で、強力粉を人差し指に付け、生地の真ん中に刺します。
生地が戻ってこず穴が空いたままであれば発酵が終わっている証拠です。
グーの手で3回ほど押さえてガス抜きをします。
生地を丸く整え、お湯で濡らしてきつく絞った布巾をかけ、生地を休ませる時間(ベンチタイム)を10分とります。
生地をめん棒で正方形に広げ、ドライフルーツやドレンチェリーを全体にのせ、手前から巻きます。
ドレンチェリーは砂糖でべたつくため、このタイミングで入れるのがベストだそうです。
焼き菓子用チョコチップなどを入れる場合も同じタイミングがおすすめだと教えてくださいました。
巻き終わったら今度はそれを縦に巻き、カタツムリのような形にします。
上から手で包むようにして丸く整え、とじめを下にして型に入れます。
そのまま40℃で20分、二次発酵します。生地が型の8割くらいに膨らんでいればOKです。
表面に刷毛で溶き卵を塗り、200℃に予熱したオーブンで18分焼きます。
焼きあがったら、粗熱を取って出来上がりです!
先生からは、丸め直しの段階で4つくらいに分け、180℃で11~12分ほど焼くとパネトーネではなく、
丸いパンを作る事もできること、マフィンカップで焼くと小さめパネトーネができること、
牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを使うこともできること、など教えていただきました。
参加されたみなさんからは、
「準備もとても丁寧にされていて人数も程よく段取りも良くてとても気持ち良く受講できました。出来上がったパネトーネはツヤも膨らみも良くおいしそうでこんなのが作れて嬉しいです。家でもつくります^^応募が多かったそうですが受講できてラッキーでした。ありがとうございました。また受講したいと思います。」
「久しぶりに参加させてもらいました。パン作りは初めてでしたが、同じグループの方々と楽しく作る事ができました。ありがとうございました。また次回なにか講座(イベント)があったら参加したいです。」
等の感想をいただきました。
来年度もまちかど交流講座(クッキング)の開催を予定しています。皆様のご参加をお待ちしております♪