日 時:令和4年8月26日(金)14:00~16:00
場 所:多目的ルーム
講 師:岡田 洋一氏(九州ルーテル学院大学人文学部教授)
参加者:9名
今回の精神保健福祉講座は“アルコール依存症と家族”と題し、
九州ルーテル学院大学人文学部教授
岡田 洋一先生をお招きし開催しました。
前半は、資料に沿って「アルコール依存症と家族の理解」という内容でお話していただきました。
依存症についてどのように理解したらよいか、依存症の背景にある生活の困難や社会問題、
回復の中で大切なポイントなど教えていただきました。
後半は、先生が参加者1人1人へインタビューし、対話を通してサポートの方法や、
家族である自分自身の回復についてどのようにすすめていくとよいか話し合いました。
参加してくださったみなさんは、「子どもがアルコール依存症で入院中」
「パートナーがアルコール依存症で治療中」など、
さまざまな立場でご参加いただき、現状や思いを語ってくださりました。
先生からは、自分自身が元気でいること、楽しみを持つこと、家族会へ参加して語り合い、
分かち合うことが大事であると教えていただきました。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響で谷山病院では家族会を開催していないため、
定期的に集まる場所が少なくなっているとのことで、
できれば今回の講座のように集まることのできる機会を増やしてほしいという思いを語られました。
参加された方々からは、
「自分自身を含め、それぞれのご家族は、自分の思いを話し、
それに対して、岡田先生のスーパーバイズを受けることができ、何かしら気持ちが軽くなったような感じがします。
ありがとうございました。この会は必要な会だと思います。」
「一人で抱え込まず、周りの人との連がりをもって、家族として支えていこうと思います。」
など、感想をいただきました。
岡田先生、参加してくださった皆様、ありがとうございました。