日 時:令和2年8月29日(土)14:00~16:30
場 所:多目的ルーム
講 師:鈴木 直樹先生
メディカルマナー研究所代表/きりん薬局代表
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会シニアファシリテーター
(本部委員/九州・沖縄支部 副支部長)
参加者:13名
今回の精神保健福祉講座は、「支援に活かそう!対人援助職のためのアンガーマネジメント」と題し、対人援助職を対象に開催いたしました。
講師は、昨年に引き続き、一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会シニアファシリテーター 鈴木直樹先生 です。
「本日のゴールは、適切な怒りの取り扱い方を学ぶこと。学ぶことで、自分が抱える怒りやモヤモヤへの接し方が変わり、対人援助の質が変わります!」と講演会が始まりました。
「私たちは怒りの感情を知っていても、怒りについての教育を受けたことはなく、理解していないので、取り扱いが難しい。」と話され、
怒りの性質、怒りが生まれるメカニズムなどについて詳しく教えて下さいました。
また、参加者同士で、イラっとした出来事を振り返り、点数づけをしたり、怒った自分の自己診断などをシェアしながら、怒りについて理解を深めていきました。
そして、怒りの取り扱い方として、アンガーマネジメントの3つのコントロール(「衝動のコントロール」「思考のコントロール」「行動のコントロール」)について学びました。
鈴木先生は、最後に参加者に対して、「立ち位置を変えるから、ブレてしまう。アンガーマネジメントの立場から降りない。
アンガーマネジメントを通して、対人支援職の自分の立ち位置を確立してください。」とメッセージを送って下さいました。
参加された方々からは
「今まで知らなかったことが理論的にわかりやすく知れて、大変興味深い内容でした。今後は生かせるよう努力します。」
「怒りの感情に対する、具体的な対処方法、流れを解説頂き、参考になりました。自分の怒りの線引きをまずは明確にするところから始めてみたいと思いました。
ありがとうございました。」
「わかりやすい内容、ワーク、グループワークもあり、自分の振り返り、プラス横のつながりもできて満足。
本日学んだことを10年後その後にも生かして仕事できるよう実践していきたい。」
といった感想を頂きました。
貴重なお話をして頂いた鈴木先生、また参加して下さった皆様、ありがとうございました。