講  師: 鮫島 稔弥 医師
          (社会医療法人慈生会ウエルフェア九州病院副院長)

 日  時: 平成28年12月14日(水)14:30〜16:30
 場  所: 多目的ルーム
 参加者: 62名



今回の精神保健福祉講座は“統合失調症について”と題し、社会医療法人慈生会ウエルフェア九州病院 副院長 鮫島 稔弥先生をお招きし開催致しました。
統合失調症の代表的な症状である陽性症状(幻覚・妄想・思路障害)、陰性症状(無為・意欲減退・無関心・感情鈍麻)の説明がありました。
さらに、治療としては薬物療法・精神療法・リハビリテーションを挙げられ、治療に必要なものとして、病識の獲得や家族の理解の大切さを話されました。
また、治療薬についても丁寧に説明して下さいました。


「統合失調症は生活に影響する病気。知識を得て、その時期にふさわしい対応をすることが大切。
長い付き合いになるので、『一緒に頑張ろう』というパートナー(治療者や支援者)をみつけ、あきらめないで、根気強い関わりをしてください。」
と参加された皆様にメッセージを送られ、最後は、参加された皆様の質問に丁寧に答えて下さいました。



参加された方々からは
「先生の『治る』という言葉、勇気が出ました」
「病名だけ聞くと怖いイメージを持ってしまいがちですが、理解を深めることができ、安心できました」
「普段の診察では尋ねられないことが知れてよかった」
といった感想を頂きました。
貴重なお話をして頂いた鮫島先生、また参加して下さった皆様、ありがとうございました。