日   時 : 平成29年1月29日(日) 14:00〜15:30
場   所 : 多目的ルーム
講   師 : 白澤 珠理 氏
         (精神保健福祉士・WRAPファシリテーター)
参加人数 : 21名

対   象 : 精神障がいのあるご本人・関心のある人

 今回のピア学びの講座は、「ストレングス視点を学ぶ」というテーマで講師に白澤珠理さんをお迎えしました。
参加者皆さんの身近な例を使って、自分の強みを発見しようというもので、参加者は6つのグループに分かれグループワークをしました。

 「ストレングス」とは、「強さ、力、長所」という意味で、私たちは、自分が好きなことや上手に出来ること、自分にとって意味のあることをする傾向があり、楽しむことが出来ないものや、得意でないものを避けようとする傾向があるということから、全ての人やその人を取り巻く環境には、強さであるストレングスがあるので、それを大事にアプローチしていこうとする考え方を言います。
4つのポイント@性格・人柄/個人的特性A才能・素質
B環境のストレングスC興味・関心/願望の視点を使って、まず身近な「鹿児島県の強み、良い所」を鹿児島MAPとして模造紙に書き出し、各グループとも模造紙いっぱいにたくさんの意見が出ていました。

 次に、4つのストレングス視点から「仲間や自分の強みを発見しよう」とグループの仲間と共に、希望を含めたリカバリーストーリーを語り合いながら、自分自身のストレングスMAPを作成しました。
グループワークでは、1人1人がリカバリーストーリーを語り合う中で、今まで短所と思っていたことが、自分の長所と発見でき、参加者からは
『ストレングス視点=いい所 つよみに目を向けることが、こんなに自分も仲間も元気になれるんだという素敵な時間でした。初対面なのに一生懸命に自分のいい所を言ってもらって本当に嬉しかったです。あらためて自分のいい所を大切にしたいと思いました。』
『いつもマイナス思考の生活をしていて、今回の講座で、今後楽しくプラス思考・アクティブになれるように頑張っていきたいと思いました。』
など感想を頂きました。

90分の時間が短く感じられるほど、グループ内の話が盛り上がり、笑顔や笑い声の絶えない講座でした。