まちかど交流講座 てづくり

日 時:令和3年3月13日(土)14:00~16:00

場 所:デイケア室

参加者:7名

今年度5回目のてづくり講座は、ノート&しおり作りを行いました。
講師は、製本家で、(株)ラグーナ出版で制作部指導員をされている
馬頭洋子先生と、アシスタントの方1名にお越しいただきました。
参加されたみなさんは、
「家と職場の往復ばかりなので、気分転換したい。」
「ラグーナ出版さんの商品を購入したことがあり、興味があった。」
「手先が器用ではないので心配。」などの思いでご参加くださいました。

まず、ノート作りから始めました。
材料は、15枚ほど重ねた紙(表紙1枚)、糸、針です。
一般的に販売されている本は、のり付けしてあるものが多いそうですが、
馬頭先生が普段制作されているものは、 糸を通して作っているため、ノートの開きがいいそうです。
始めに、紙を半分に折ります。折ったところに千枚通しのように尖ったもので穴を開けます。
今回は等間隔に5つの穴を開けましたが、最低3つ開ければ、ノートを作ることができるそうです。
また、等間隔でなくてもできますし、糸は穴さえ通るものであれば、種類や色は何を使っても作ることが出来ます。
次に糸止めをします。針に糸を通し、糸を針で突き刺して引っ張ると、針に糸が結んであるようになります。
これが糸止めで、製本の際はこの方法で針に糸を固定するそうです。
あとは、決まった手順で紙の穴に糸を通していき、始めに通した糸と最後に通した糸を真結びで結びます。

背表紙の色を選んで貼った後、紙の厚みもありノートの端の紙がずれているため、そこをカッターで切り揃えます。
揃えたい部分を定規で押さえて固定し、カッターを持つ手には力を入れずに、何度も何度もサーッと定規に沿って紙をなぞっていきます。
繰り返しているうちに、全ての紙が切れて、端がきれいにそろったノートが出来上がります。
普段使い慣れていないカッターでの作業のため、カッターを持つ手にどうしても力が入ってしまい、 みなさん苦戦されていましたが、とても綺麗に切りそろえておられました。

出来上がったノートの表紙には、お好きな柄の紙や布、和紙などを好きな形に切って貼ることができます。
色や柄がたくさんあり、どれを貼るかみなさんとても迷っておられました。
ご持参いただいた写真や革、文字シールを貼り、オリジナリティを出されている方もいらっしゃいました。
のりやボンドで貼っていきますが、手先の細かい作業で、みなさん思い思いに集中して作業に取り組んでおられました。
終始和やかな雰囲気で作業が進み、個性豊かな作品が出来上がりました♪
ノート作りが終わられた方から、しおり作りに取りかかりましたが、ノートの表紙の飾りつけに時間を要したため、 しおりは自宅で作成できるよう、好みの材料をお持ち帰りいただきました。

参加された方々からは、
「とても楽しく集中してノート作りが出来ました。家でもしおり作りしてみます。」
「気分転換になり良い経験でした。雰囲気も良く和やかに過ごせました。ありがとうございました。」
「はじめてのノート作り、馬頭先生のワークショップに参加できてとても楽しかったです。 自宅でも、色々と作ってみたいと思います。」
などのご感想をいただきました。楽しい交流の場となり嬉しく思います! 馬頭先生、アシスタントさん、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
次回のてづくり講座は4月に開催する予定です♪みなさまのご応募お待ちしています!