講師: 野田 隆峰先生 (鹿児島国際大学 福祉社会学部 教授)
 日時: 2011年 6月30日(木)15:00〜16:30
 場所: はーと・ぱーく 多目的ルーム
 参加者: 59名




  野田先生は、鹿児島国際大学で精神保健福祉士養成に携わる教育者であり、また、長年、精神科病院で臨床を続けておられる医師でもあります。このふたつのお立場からのご高話をいただきました。
「統合失調症」は、新しい治療時代へ進んでいるとして、医学・制度・福祉という各々の側面からの視点について説明がありました。



 

各専門職との関わりの中で医学モデルから生活モデル(地域モデル)へ変化してきた治療の考え方として

@脆弱性―ストレス対処モデルで捉える
A当事者の「社会参加」を目標に
B経過に応じて
C包括的な治療(薬物治療、心理社会的治療、家族教育)
D当事者、家族、多職種との協働作業

などがあげられました。
一つずつの丁寧な説明と質疑応答に、参加者からも、本人への支援のネットワークの必要性について、意見が出されました。
講座終了後も個別に相談をしたいという参加者が多数いらっしゃり、その対応にも心良く応じていただきました。